ブラックジャックの勝率や利益を大幅にアップさせる有力な手法「カードカウンティング」。ここではブラックジャックで使える上級者向けのカウンティング方法をご紹介します。初心者向けのHigh Low System(ハイローシステム)や中級者向けのRed Seven Count(レッドセブンカウント)をマスターした後は、ワンランク上のカウンティングを使ってより正確にゲームの状況を把握して利益や勝率アップにつなげましょう。
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ブラックジャックで使える上級者向けのカウンティング方法
それでは早速、ブラックジャックで使える上級者向けのカードカウンティング方法を3つご紹介します。
1. Hi-OPT One(ハイオプトワン)
Hi-OPT One(ハイオプトワン)はシングルデッキのブラックジャックに使えるカウンティング方法です。カードを「+(プラス)」「±0(プラマイゼロ)」「-(マイナス)」の3グループに分けてカウントする手法であり、使用カードに限らず場に出された全てのカードがカウント対象となります。
Hi-OPT One では場に出たカードが「10」「J」「Q」「K」の何れかであった場合は『-1』のカウントを行い、「2」「7」「8」「9」「A」の何れかであった場合は『±0』のカウントを行います。そして「3」「4」「5」「6」の何れかのカードであった場合は『+1』の数でカウントします。
例えば、以下のようなゲームであった場合は次のようにカウントします。
カウントした結果がマイナス値であればあるほどディーラーに有利に働き、プラス値であればあるほどプレイヤーに有利に働きます。High Low System(ハイローシステム)と非常に似ているカウンティング法となりますが、「A」や「2」のカードをプラマイゼロでカウントすることにより、より正確にゲームの状況を把握することができます。
Hi-OPT One は以下のカウンティング法と組み合わせて使うことも可能です。
- A Side Count(A のサイドカウント):「A」のカードを分けてカウントする方法
- True Count(トゥルーカウント):シュー(デッキ)の残りのカードの枚数をカウント値で割る方法。計算結果が大きい場合はプレイヤー側の有利なゲーム状況と判断することができます。例)カウント値「-1」残りのカード「20枚」/ (-1)÷20=『-0.05』でディーラーが有利
2. Hi-OPT Two(ハイオプトツー)
Hi-OPT Two(ハイオプトツー)はカードを「+(プラス)」「+(プラス)」「±0(プラマイゼロ)」「-(マイナス)」の4グループに分けてそれぞれカウントする手法です。使用カードに限らず場に出された全てのカードがカウント対象となります。
Hi-OPT Two では場に出された全てのカードが「10」「J」「Q」「K」の何れかであった場合は『-2』の数値でカウントし、「8」「9」「A」の何れかであった場合は『±0』の数値でカウントし、「2」「3」「6」「7」の何れかであった場合は『+1』の数値でカウントし、「4」「5」のどちらかであった場合は『+2』で数をカウントします。
例えば、以下のようなゲームであった場合は次のようにカウントします。
カウントした結果がマイナス値の場合はディーラーに有利なゲーム状況と判断することができ、逆にプラス値であればプレイヤーに有利なゲーム状況と判断することができます。4グループにカードを分けてカウントしなければならないので、難易度はやや高めですが、その分正確にゲームの状況を知ることができます。
Hi-OPT Two は以下のカウンティング法と組み合わせて使うことも可能です。
- A Side Count(A のサイドカウント):「A」の特殊なカードを分けてカウントする方法
- True Count(トゥルーカウント):シュー(デッキ)の残りのカードをカウント値で割る方法。計算結果が大きいとプレイヤーに有利なゲーム回であることが分かります。例)カウント値「-3」残りのカード「10枚」/ (-3)÷10=『-0.3』
3. ZEN(ゼン)
ZEN(ゼン)はカードを「+(プラス)」「+(プラス)」「±0(プラマイゼロ)」「-(マイナス)」の4グループに分けてカウントする手法です。使用したカードだけでなく場に出される全てのカードがカウントの対象です。
ZEN では場に出された全てのカードが「10」「J」「Q」「K」「A」の何れかであった場合は『-2』の数値でカウントし、「8」「9」の何れかであった場合は『±0』の数値でカウントし、「2」「3」「7」の何れかであった場合は『+1』の数値でカウントし、「4」「5」のどちらかであった場合は『+2』で数をカウントします。
例えば、以下のようなゲームであった場合は次のようにカウントします。
カウント結果がマイナスの場合はディーラーに有利でありプレイヤーに不利なゲーム状況であることが判断できます。逆にカウント値がプラスの場合はプレイヤーに有利なゲーム状況となりますので、Hit(ヒット)やDouble Down(ダブルダウン)などのアクションを積極的に行ってみても良いでしょう。
ZEN は以下のカウンティング法と組み合わせて使うことも可能です。
- True Count(トゥルーカウント):シュー(デッキ)の残りのカードをカウント値で割る方法。計算した結果が大きい場合はプレイヤーに有利なゲーム回ということが分かります。例)カウント値「+5」残りのカード「20枚」/ (5)÷20=『0.25』
【上級者向け】ブラックジャックのカードカウンティング法|まとめ
今回は、ブラックジャックで使える上級者向けのカウンティング方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?High Low System(ハイローシステム)などの入門向けのカウンティング方法とは異なり、カードの数字を細かくグループ分けしていくので、難易度はやや高めでしょう。しかし、覚えることでより正確にゲームの状況を判断することができます。利益や勝率を高めたい方はぜひ試してみてくださいね。